1952-06-12 第13回国会 衆議院 大蔵委員会 第88号
従いましてこの積立金は、加入者のために政府が責任を負つて有効に運用するというのがほんとうではないか、こういうように考えておるのでありますから、昭和十八年に戰争目的遂行のために、臨時的措置として国家財政資金に一応繰入れられたのでありますが、今日になりましてからは、一刻も早くこれを取扱いますところの郵政省にお返しを願つて、そうして第一に加入者のため特にこれを有効に使つていただくのが、事業の建前からほんとうではないかという
従いましてこの積立金は、加入者のために政府が責任を負つて有効に運用するというのがほんとうではないか、こういうように考えておるのでありますから、昭和十八年に戰争目的遂行のために、臨時的措置として国家財政資金に一応繰入れられたのでありますが、今日になりましてからは、一刻も早くこれを取扱いますところの郵政省にお返しを願つて、そうして第一に加入者のため特にこれを有効に使つていただくのが、事業の建前からほんとうではないかという
○加藤(鐐)委員 今軍需省が航空機の生産を一貫してやつたとおつしやいましたが、その当時は日本の生産が一切戰争目的遂行のための生産に集中されたので、そこで軍需省でやたわけでありまして、別に飛行機だけをやつたわけではございません。私は将来航審省ができればまた別でございますけれども、今日運航の面だけを担当する運輸省が生産の面まで深く入るということは間違いではないかということを言つた。
若し一論者の言うように、公納金制度が地方公共団体の財政に対する国の暫定的な補償制度であるとしても、暫定的なのは国家総動員法並びに配電統制令によつて生まれました戰争目的遂行のための配電事業の統制状態であつて、決して地方公共団体に対する補償義務が暫定的であるということを意味しないのであります。
それで戰争目的遂行のために買い上げたものを、その戰争がいけなかつたのだから、それを返すということの理由でありまするが、最近講和以後の日本の安全保障の問題等が、盛んに論議せられておるのであります。議会政党の一つには、はつきり再軍備を唱えるものも私はあると思うのであります。しかし国土防衛ということは、ただ單に軍隊を持つとか持たないとかいう問題ではない。
戰争遂行の目的のために買收したということが、あらゆる路線について完全無欠というくらい共通した事情であるということを、先ほど坪内君から述べられたのでありまするが、各路線について、いわゆる戰争目的遂行のためということになると、きわめて広汎な内容を持ちますから、私はそういうことが各路線について共通した事情であるということを認めるに、実はやぶさかでないのであります。
平時買收され、あるいは鉄道省、両家みずからが直営建設をした鉄道におきましても、ちやんとこの含みがあつたわけでありまして、純経済的と、戰争目的遂行上というようなことを区別することは、これは不可能であるのであります。
これは私どもの見解で言うと、なるほど戰争目的遂行のために買い上げたという角度もありましようが、昨日の運輸当局の御答弁ですと、これは國家総動員法によつて買い上げたものではない。やはり地方鉄道法によつて買い上げたものであるというのでありますし、法的見地からしても、必ずしもこれは戰争目的途行という目的に限つた買收ではなかつたように見受けられるのであカます。
ところが、このようにして鉄道を戰争目的遂行のために買收されたものに対して、今日特権を與えて、そのものに限つては鉄道を拂い下げてやるというようなことをやると、一般の今日の犠牲負担の原則に非常に反して、不公平なる取扱いとして現われて来ると思うのであります。その辺の見解を承りたい。